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2011年4月18日月曜日

ジムニーJA11試運転


何だかんだでジムニー君に掛ける仕事の手が遅くなり、
ようやくジムニー君のエンジンが取り掛かった。
オーバーホールを終え、アイドリングで20分、
それから1時間ぐらい各部分の当たりが出るまで
エンジン回して、エンジン、ミッションのオイル漏れ、
水漏れの点検、点火時期の点検などを済ました。
やっぱ慣らしはちゃんとやらないとね。

 
ブローオフ、ブリッツ製をインタークーラー横に付けてみた。
なかなかセンスの良いと自分で納得。
 
 
 
エンジンを掛けるとミッションの音が出ていた。
少し焦った、ベアリングは変えてあるのに何故?
そう言えば少しカウンターのシャフトのギヤ部分に傷があったっけ?
あれぐらいの傷で出るか?

一瞬考えたが少しずつ静かになって来た。
なんだオイルが回ってないからか?(笑)
久々にミッション組んだから焦ったよ。

さて早速試運転してみた。
慣らし運転だから吹かしても3,000回転チョイぐらいまでだよな。
丁度ブーストが掛かるぐらいでアクセルを離す感じでシフトアップして走る感じ、
0,1~0,2ぐらいでシフトアップだから、ブリッツ特有のかん高いプシュンは聞けないが、
耳を澄ますとフシュってかすかに聞こえる?

ここはアクセル吹かすのは我慢、我慢。 
走っていてブーストが掛かって来るとアクセル一定でもスーッと伸びて行く。
これがポート研磨した成果かな? ピストンのバランスも取ったしな。
ずぼっと吹かせばレスポンス良くアクセルに反応するのはずだが、
まだ吹かせない、慣らしが終わるまでは・・・・・

今思えば写真はないがF6Aの場合、オイル交換をしないでキロ数走っていると、
ブローバイガスでカーボンがタービンインペラ、インタークーラー、インマニの中まで
どろどろになって、場所によっては詰まる一歩手前。
勿論ピストンリングの磨耗も大きな原因だが・・・・
まあどんな車も一緒だが、メンテはまめにやらなくてはね。

ミッションの方はギヤの入り、音、出だしのジャダー異常無し。
完璧だね。

よく出だしにジャダーが出る車があるが、クラッチを交換してミッションを載せる時に
ミッションを強引に入れるとジャダーが出る場合が多い。
この場合は又ミッションを降ろしてクラッチディスクを変えないと直らない。
ディスクは見た目じゃ中々分からないので気を付けたいね。
又ジャダーは、寿命で交換しなければならない場合もある。

と言う訳で明日又慣らしとホイールの交換をして納車しよう。

2011年4月4日月曜日

ジムニーJA11エンジンオーバーホールパート3

今日で最後のエンジンオーバーホールの話

オイルポンプです。
油圧を上げる為にクランクシャフトからの回転を増速し油圧を上げている。
外車もオイルポンプの構造・原理は基本的には同じ変心式ギヤを使っている。
ちなみにベンツの500V8はチェーンでオイルポンプを回してたっけ、
でもポンプの構造原理はジムニーと一緒。
ん?一番油圧を上げて的確にオイルを送るのはこの方法が一番なのか?

 

ばらして見て若干の傷があるが油圧が抜ける程の傷ではない。
やはり小メタルの傷はオイル交換をかなりやってないとなるな。
ただ念の為、オイルポンプは交換する事になった。

2011年4月1日金曜日

ジムニJA11パート2シリンダーヘッドオーバーホール

昨日はやっぱりブログOFFだった。
眠くてすみません。

じゃ ジムニーF6Aシリンダーヘッドオーバーホールを書いてみよう。
これがシリンダーヘッドでロッカーカバー又は(タペットカバー)を
外してある部分である。
オイルを交換をやってないのでやっぱ汚れてるね。


シリンダーヘッド裏である、シリンダー側だが、
バルブが見えないほどカーボンが凄い。
まるでディーゼルエンジンみたいに凄いのが
写真でも良く分かるね。

 
インテークバルブを外した状態


インテークバルブのバルブシートに当たる部分だが
ちゃんと当たってないので圧縮が漏れているのが
想像出来る。


丸がバルブシートに当たる部分である。
この部分の当たりを取ってあげれば、圧縮の抜けがなくなり
エンジンの力が出る。
エンジンを良くやっている人は解るだろうがかなり力が違ってくる。

当たりを取ってあげればこんな感じで白くなり、バルブシートとの
当たりが良くなるのである。
 
 
このバルブとバルブシートの当たりを人間に例えると、
俺には良く分からないが、入れ歯の噛み合わせが悪く
丁度食べ物が潰れない状態。
つまり上の歯と下の歯が上手く噛みあわなくて食べ物や
水が歯の間からこべれる事かな。
バルブも隙間が空くと圧縮したエアーがこの間から抜ける
と言う事だ。怒られそうだな ははは
 
普通はこれで組んでバルブクリアランスを取って終わりだが、
俺の場合ここからなんだよな。。。。
よく聞くポート研磨
インテーク、エキゾーストのポート研磨である。

まずエキゾーストのポートはつるつるにして、排気の流れを良くする。
インテークは少し純正のざらざらを残すのが一番良いのだ。
この残す少しが経験によるものである。

下の写真の赤丸をした所のシート裏側、吸入空気の入る側が
どんな車も出っ張っている。
人差し指、中指で優しく触れば出っ張っているのが解る。
優しくだよ。ん?勘違いしないでほしい。
出っ張っている部分をリューターで削るんだよな。
丁度歯医者さんが歯を削って合わせるみたいにだ。
これぐらい綺麗にすれば爆発力も上がると言うものだ。

燃焼室をエンジンを分解しないで燃焼室を掃除するのに
一番手っ取り早いのが、燃料の添加剤で一緒にガソリンと
燃やして、燃焼室・インジェクターノズルの掃除とオクタン価を
3上げる物がある。
 
ハイオクガソリンはレギュラーよりオクタン価が高いだけじゃなくて
洗浄効果もあると言う事も御存知であろうか?
添加剤でハイオク以上のオクタン価で、シリンダーの掃除も
できりゃ一石三鳥である。

これは中々お勧めである。
テスト結果もある。
悪くない。