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2016年12月31日土曜日

ランクル80エンジンオーバーホール❸

ランクル80 エンジンオーバーホール                 トップロード
走行キロが多くなると、スラッジやカーボンが溜まり
オイル上がり、下り、出力低下に繋がる。

シリンダヘッドを外した状態

カムシャフトも外した状態で
やはり汚れている。
タペットカバーのブローバイ関係も
しっかり掃除が必要ですね。










 外したピストン 80用1FZ

2UZコンロッドより1FZの方が
首が少し太い。
やはりここも汚れている。









           

                       
ピストン・ピストンリングの溝も綺麗に掃除。
勿論スラッジの影響によりシリンダーの傷やオイル上がり防止。
オイルリングの溝、ホールは特に綺麗に掃除する。

ピストンリングの交換
ピストンリングの合わせ位置、順番がありますが、トヨタ純正マニュアルをご参考に。

省略します。



 

















左 Before

右 After












 

汚れが酷い場合など
サンドブラスター等で掃除
すると楽ですね!








クランクシャフトも綺麗に掃除します。
ジャーナル部分の傷も点検、オイルの通るホールもしっかり掃除します。
エンジンが壊れた場合このクランクシャフトも曲がり修正、昔はジャーナルが当たる部分の肉盛りもよくやったものである。

フロントシールの当たる部分の傷もペーパー等で研磨すれば、オイル漏れを起こすスパンが長くなります。

ジャーナルの選択はマニュアルを参考に。




                            つづく

2016年12月24日土曜日

ランクル200リフトアップ 8インチ


ランクル200    toproad





オーフェンダー        35mm
リップスポイラー      F .R
ボディリフト            4インチ
アクティブサス固定 3インチ
タイヤ                   35-12.5-20
ホイール               9.5j-20
補強パーツ
バックランプ (LED)
サイドミラーカメラ (広角)
シュノーケル (ボディ色)
ワイドスペーサー (25mm)



バックランプをリヤバンパーに埋め込みました。




オーバーフェンダーのラインをボディに合わせ
綺麗な出来上がりにこだわりました。


http://toproad4x4.car.coocan.jp/











2016年12月15日木曜日

ランクル80エンジンオーバーホール ➋

う80 1FZエンジンは、良いエンジンだと思う。
ただ、どのエンジンもそうだが、オイル交換次期が遅れ、
スラッジが溜まると、異音が出て苦しみながらエンジンが
回っている車がある。
人間でいうと、丁度血液がドロドロになったのと同じ
ようなものだと思う。
スラッジが溜まると、摩擦部分は磨耗し、音が出て
最悪破綻。
血液もドロドロになれば、血管が破裂、最悪な状態になる。
まめなオイル交換が必要であると考えられますね。







よく見るとカムシャフトのキャップを外した部分に傷がある。
ここも後で修正する必要がある。
このまま使用していると、カムシャフトとキャップのクリアランスが大きくなり、音が出てくる事になるでしょう?

つづく












2016年12月13日火曜日

ランクル80エンジンオーバーホール ➊


ここが違う!
トップロードで行なう80のエンジンオーバーホールは、
ノーマル以上の出力を期待できる技です。
やり方は、3種類
1.フルチューン  オーバーホール
2.ライトチューン オーバーホール
3.ノーマル オーバーホール


今回は、ライトチューンでのオーバーホールになった。
13万キロ走っているこのエンジンは、やはりオイル漏れ、
若干の異音、ラジエター水の漏れた跡などがあった。


ベースのオーバーホールは、省略

                    つづく




















2016年12月11日日曜日

フォードブロンコオイル漏れ ②

フォードブロンコオイル漏れ エンジン

このブロンコは、約48年ぐらい前に誕生した車で、
四駆の中でも人気車の一台である。
















エンジンの漏れは一箇所ではなく色々漏れている
・タペットカバーパッキン
・オイルパンドレンコック、 オイルパンパッキン
・パワステホース、ポンプ本体

パッキン交換等は、簡単な修理なので省くことにする

オイルパンのドレンの根元のオイル漏れが酷い
ドレンのパッキンを何枚か入れてあり、液状パッキンを
塗ってあったが漏っていた。
コックの当たる部分が変形しているための処置なのか?

コックのねじ山も少し崩れている。
普通はオイルパン交換でしょう?
















オイルパンを外し、コックのメスの部分を溶接、タップを立て、コックのメスを
平らにしようと思ったが、3歩歩いて気が変わった。
ナットを溶接すれば?,
簡単な事に気が付いたのだった(笑)
















オイルが漏れている部分が凹んでいる
















ナット溶接
















ステアリングポンプ本体オイル漏れ
ここも低圧ホースの取り付けパイプの根元に
クラッグが入っていて、オイルが漏れており
そこからオイルがフレームまで伝わっていた。
















この部分も溶接したが、薄いため大変であった
永く乗る為には、細かいメンテナンスが必要ですね。😄


2016年12月10日土曜日

フォードブロンコオイル漏れ ①

このブロンコは、約48年ぐらい前に誕生した車で、
四駆の中でも人気車の一台である。
2ヶ月前、お客さんの紹介で入庫。
(オイル漏れ修理は、熟練した経験が必要なのかな?)

古い為、勿論あちこち悪いところも出ていた。
やはりオイル漏れが一番多い問題?
かなり酷い状態だったが、2ヶ月経ち点検したが、
漏れも無く異常がないので紹介する。

オートマチックトランスミッションのオイル漏れ


漏れている部分は3箇所、オイルパンの取付部、
バキュムセンサーの取付部、そして一番漏れていたのが
ニュートラスイッチ取付部。
オイルパンは、パッキン交換。
部品が国内にあった為、そのまま交換。
バキュームセンサーもうちの店にOリングがあったので、
こちらも交換で終わった。

     A/Tバルブボディを外した状態

一番の漏れが多いニュートラルスイッチ根元のシャフトシールは
交換してあり、この車の場合、このシャフトが二重になっており、
内側のシャフトからのオイル漏れが多かったので、
Oリングを交換する事になった。
バルブボディを外さなければ交換が出来ないので、
ちょっと腕に自信がないと出来ないかも(^-^)




 外したバルブボディ















ニュートラルスイッチバルブコントロールシャフト















シャフト外側は、バルブボディのコントロール。
内側は、キックダウンのコントロールである。

懐かしいミッションである。
30年ぐらい前、まだ俺が小僧の頃だ!
師匠にマスタングのA/Tミッションのオーバーホールを
教えて貰った事を思い出した。(笑)







2016年11月2日水曜日

4x4トップロード走行会

                                                      
                                                  山梨で走行会を行いました。
                                                  走って、食べて、温泉入って、泊まって
                                                  楽しい時間を皆で過ごして来ました。
                                                  ありがとうございました。
 
 




























2016年9月27日火曜日

ランクル80オートマ、バルブボディオーバーホール

                              ランクル80 オートマチックミッション 442F ミッション
                              バルブボディオーバーホール



バルブボディ本体

                             オートマチックミッションと併せて、バルブボディも
                             オーバーホールする事となった
            
          バルブボディーは、オートマチックミッションの
                             頭脳ともいえる重要な部分である



キックダウンレバー

         矢印の下の丸の部分にキックダウンのワイヤーが引っかかる       
         アクセルの踏み方により、このレバーが回り、〇で囲んだロッドを
         押すことにより、油圧回路を変え自動的にギヤを落とす










         バルブボディ本体は、油路も複雑で本数も多く、3分割に分かれる
         その油路の中にピストン、ボール、ロッド、スプリングが入り、
         油路の切り替えを行いギヤチェンジを行っている
         バラしている時にこのボールが落ちるので要注意だ




         このパチンコ玉より小さいボールがチェックバルの働きをしていて
         オイルの逆流を防いでいる
 



ロッドの動き




         ロッド及びピストン・スプリング等の動きを確認しながら
         バラしていくと、組み付け時に摩耗等の確認作業が楽になる
         これらの動きが悪くなるとシフトタイミングの異常や
         ギヤが変わらない場合もある





      http://toproad4x4.car.coocan.jp/

2016年9月20日火曜日

ランクル80オートマ修理

80ディーセル、オートマ不良で入庫

遠方からのご来店有難うございました

エンジンブレーキが効かないとのことなので、恐らく油圧の低下が考えられる

どの部分の油圧低下なのかを判断する為にミッションをオーバーホールする事となった

オーバーホールをすることで、摩耗している部品や、今後壊れそうな部品を点検交換できる為、永く乗れるようになる
また燃費、変速ショック、シフトタイミングも新車並みとなり、燃費向上につながると思われる






ボルトがゆるみ油圧が逃げている場合があるので、オイルパンを外し、バルブボディボルトの締め付け状態を確認











バルブボディを外す
一見なんでもないように見える













バルブボディは、同じ80のガソリン車A/Tと違いシフトタイミングを変えるセンサー類は見当たらない
全てプッシュロッドで油圧回路変更作動を行っている
  • A/Tで使用しているOリング
これだけの数があるので
楽ではないね(笑)




原因は見ての通りアキュームレーターピストンのOリングがなくなっていた

そのため油圧が逃げエンジンブレーキが効かない状態であったと考えられる

只、このOリングの破片が何処にも見当たらない

A/Tオイルを何度か交換しているとのことなので、恐らく細かくなったOリングがオイルに混じり外に出たと思われる




サポートの中にあるクラッチデスク
減っているものは交換














ピストンのOリング交換
走行距離が多いので、若干硬化がみられる













バルブボディをO/H














  つづく


http://toproad4x4.car.coocan.jp/